指名した後継者を後日変更する

オーナーが子供を後継者に指名し、その子供が後継者として活動するために必要な準備・対策を講じるというものが事業承継の典型例です。もっとも、ちょっと変わった事例に接することもあります。一部内容を変更していますが、次のような事例もありました。

【case study1:指名した後継者を後日変更する】
オーナーが後継者としていったんは長男を指名していたものの、その後長男との関係が悪化し、次男を後継者として指名する、といった相談事例はいくつか存在します。
ただ、後日変更したというパターンの場合、既に事業承継に向けた手続きが一部進んでいることが多く、オーナーの一存だけでは白紙撤回することが難しいのが実情です(例えば、既に長男に譲渡済みの株式の買戻しを行うのであれば、長男の同意を得る必要があるなど)。そして、オーナーと長男との関係が既に悪化している状況下で、オーナー自らが事態解決のために動いたとしても、感情的なやり取りとなってしまい、更なる事態悪化を招くということも残念ながらありうる話です。
法律で一刀両断に解決できるという事例ではないのですが、状況次第では色々な対処法(場合によっては複数の対処法の組み合わせ等)をご提案できる場合もありますので、まずは弁護士にひと声かけてほしいところです。